愛知県犬山市にある「桃太郎公園キャンプ場(栗栖園地)」は、広大な芝生サイトと美しい木曽川沿いの景色が魅力のキャンプスポットです。利用料はテント1張り500円(最大7泊まで)という破格で、家族やグループで気軽にアウトドアを楽しめます。このキャンプ場では釣りをすることもできるのか、駐車場は何台分あるのかなど、気になるポイントは多いはず。この記事では、最新情報をもとに桃太郎公園キャンプ場の釣りスポットや魚種、駐車場の台数・利用ルールなどを詳しく解説し、周辺の見どころも合わせて紹介していきます。
目次
桃太郎公園キャンプ場で釣りを楽しむ!駐車場情報もチェック
桃太郎公園キャンプ場は木曽川に隣接する芝生のフリーサイトキャンプ場で、キャンプ料金はテント1張り500円(最大7泊まで)です。名古屋市内から車で30分ほどのアクセスで、中央自動車道小牧東インターから国道41号を経由して約13.7kmの立地。サイトは予約不要で出入り自由なため、思い立ったらすぐにキャンプが始められる手軽さがあります。
キャンプ場の目の前には木曽川が流れており、川辺の景色も素晴らしいのが特徴です。釣りを楽しみたい人には期待のロケーションですが、川は愛北漁業協同組合の管轄下にあるため、釣りをするには遊漁券(釣り許可証)が必要です。駐車場も隣接しており、台数は十分に確保されていますが、繁忙期は早めの到着がおすすめです。以下では、キャンプ場の設備や魚種、駐車場の詳細を詳しく見ていきましょう。
キャンプ場の概要と利用案内
桃太郎公園キャンプ場は芝生のフリーサイトで、区画が決まっていない広々とした環境です。利用料金は前述のとおり1張500円で、チェックイン・チェックアウトの時間制限は特にありません。1週間まで同料金で連泊できるため、長期滞在にもお得に利用できます。受付は現地に設置された管理棟(簡易受付所)で行い、料金は現地で支払います。予約不要なので、直前の思い立ちキャンプにも対応可能です。
ただし炭や薪の持ち込みは禁止されています。直火での焚き火もできないため、焚き火を楽しむ場合は専用の焚き火台などを使用する必要があります。場内にはトイレや水場があり、炊事場も設置されています(GWや夏休みなどの繁忙期は利用者が多くなるため、混雑時は譲り合って利用しましょう)。ただし売店等はないため、飲食物や消耗品は事前に準備しておくと安心です。ゴミは全て持ち帰りが原則なので、ごみ袋を用意しておきましょう。
釣りスポット紹介:木曽川で楽しむ
キャンプ場横を流れる木曽川は、アユ(鮎)やコイ、ウナギなどの魚が釣れることで知られています。特にアユは夏場に釣果が期待できる魚種で、朝夕の涼しい時間帯に川底近くを探るとヒットしやすいです。コイやウナギは日中でも釣れることがあり、川岸の深みや流れの変化があるポイントを探してみるといいでしょう。そのほかシラハエ(ニゴイの仲間)など中小型の淡水魚も生息しており、小型仕掛けで楽しむこともできます。
釣り場としてはキャンプ場前の砂利混じりの河原がねらい目です。河原に下りる際は足元に注意しつつ、流れの穏やかな対岸側も視野に入れてみましょう。また、川面が広く見える場所では投げ釣りやウキ釣りがしやすいです。ルアー釣りを楽しむ人もいますが、周囲に遊覧船なども通るためキャストには注意が必要です。
遊漁券・ルールについて
木曽川で釣りをするには、地域を管轄する漁協の遊漁券(釣り券)の購入が必要です。桃太郎公園周辺は愛北漁業協同組合の管轄内となり、全魚種の釣りを許可する日釣り券は現場購入で約1,500円(前売り購入の場合は1,000円)です。アユやコイ、ウナギを含む全魚種を対象とした年券(年券の場合1年有効で6,000円※現地購入は+1,000円)もあります。小学生以下や淡水小魚限定の雑魚日釣り券は500円(現地+500円)と安価なので、小さなお子様連れで簡単に遊べるほか、川遊び感覚で気軽に釣りを楽しめます。
遊漁券は事前に漁具店や釣具店、漁協窓口で購入できます。現地(釣り場近く)で急遽購入する場合は追加料金がかかるので、可能であれば事前購入がおすすめです。遊漁期間は基本的に4月1日から翌年3月31日までの通年ですが、サケ科の鮎釣り(友釣り)は特別解禁日など漁協スケジュールに従って行われますので、詳細は愛北漁協のWebサイト等で確認してから釣行するようにしましょう。
桃太郎公園キャンプ場の概要とキャンプ設備

先ほど触れたように、桃太郎公園キャンプ場は犬山市栗栖地区に位置し、犬山城や名鉄犬山遊園駅からもアクセスできる立地です。キャンプサイトは芝生のフリーサイトのみで、車の乗り入れは禁止されています。サイト周辺には大きな木陰もあるため、夏場でも比較的涼しく過ごせるのが魅力です。
場内には男女別の水洗トイレ(洋式・和式あり)と炊事棟が整備されています。水道は無料で利用でき、流し台には複数のシンクがありますので、食器洗いや調理にも困りません。ただしゴミ捨て場はないため、ゴミは必ず持ち帰る必要があります。売店やレンタルはなく、薪や炭の販売もありません。夜間は街灯が少なくかなり暗くなるので、懐中電灯やランタン類を忘れずに持参しましょう。
利用料金はテント1張り500円で、受付後はサイトどこに張ってもOK。最大連泊は7泊で、1週間以内なら料金は追加されません。キャンプ場は管理人常駐ではないためセルフサービス形式となり、チェックイン・チェックアウトの手続きは特に時間が決まっていません。鍵付きのロッカー等もないので、防犯には各自で注意が必要です。受付時に渡される宿泊者カード等は特にないため、料金箱に料金を入れるか管理人がいるときに直接支払います。
料金・サイトの特徴
桃太郎公園キャンプ場の基本料金は前述の通りですが、バーベキュー炉の利用料金も設けられています。BBQ炉(鉄製:約5~6人用)の利用は1炉につき1回100円で、受付で申込みが必要です。専用の炉が50基ほど設置されていますので混雑時でも比較的利用しやすく、炭のゴミさえ持ち帰ればBBQも手軽に楽しめます。なお無料の焚き火スペースはなく、焚き火台以外での直火は禁止です。
サイトは釣り船の形をしたオブジェなどポップな目印があり、広い芝生が開放的。場内に照明設備はほぼないため、夜は星空観察にもおすすめです。グループで利用する場合は離れても結構距離がとれるので騒音トラブルが起きにくく、ファミリーやソロキャンプにも人気があります。ペットの同伴も可能で、リードをつけての散歩が認められています(芝生を傷めないよう排泄物は持ち帰りましょう)。
設備と注意点
場内の主な設備としては、トイレ(夜間も明かりあり)、炊事場(冷水と温水が利用可)、かまど付きBBQ炉、公衆電話などが整っています。炊事場やシャワーはありませんが、自動販売機が1台設置されているので飲料水には困りません。携帯電話の電波も概ね届きます。
利用上の注意点として、ペットはリードの着用が必須で、他の利用者の迷惑にならないようにしましょう。また、午前10時~午後5時頃は隣接する広場でラジオ体操やイベントが行われることもあります。そのため夜間は大声や音楽など騒音を控え、マナー良く利用してください。ゴミは必ず持ち帰るルールになっており、忘れ物の管理も自己責任です。
桃太郎公園キャンプ場の駐車場とアクセス案内

桃太郎公園には無料駐車場が整備されており、約200台(バスも可)の駐車スペースがあります。かなり広いため、キャンプ場利用者以外の観光客やイベントで訪れる人とも混雑しにくいのが特徴です。車の乗り入れはキャンプサイト内にはできないため、テント横付けはできませんが、駐車場からサイトまでは徒歩数10秒の距離で利便性は高いです。
繁忙期(土日祝日や夏休みシーズンなど)は午前中の早い時間帯から駐車場が埋まり始めます。満車になると場内への車の進入が制限されることがありますので、遅くとも午前中には到着するようにしましょう。駐車スペースにはラインが無い自由駐車形式で、一度身動きが取れなくなると出庫できなくなる場合もあります。特にバスなど大型車での来場は、入口道幅が狭めな箇所もあるため、注意して下さい。
自動車でのアクセス
車の場合、中央自動車道小牧東ICから国道41号線を北上し、10分ほど走ったら「桃太郎神社入口」の看板を左折します。一本道を進むと左手に桃太郎公園への案内標識が出てきますので、それに従って進むと駐車場に到着します。名古屋方面からは国道155号から稲沢・犬山方面へ向かい、桃太郎公園の看板を目印に入りましょう。駐車場には特に料金所はなく、無料で利用できます。
帰路は犬山市街地方面へ抜けるルートか、中央道に戻って帰るルートの2通りがあります。信号機が少ないのでスムーズに移動できますが、連休中の夕方は周辺道路が渋滞することもあります。帰りのルートは幹線道路(国道41号)を利用すると安心です。
公共交通機関でのアクセス
公共交通機関利用の場合、名鉄犬山遊園駅が最寄り駅ですが、そこから桃太郎公園キャンプ場まで徒歩40分程度と距離があります。遊園駅東口からは市バスも出ていますが、キャンプ場直通の便はなく犬山駅行き等を経由して歩く必要があります。車が使えない場合は、犬山駅からタクシーを利用するか、駅から路線バスで「桃太郎神社前」停留所まで行き徒歩5分のルートが便利です。サイクリングで訪れるアクティブな来場者もいますので、車以外の場合は事前に交通手段をよく確認しておくと安心です。
駐車場利用時のポイント
駐車場内にはトイレや売店はありませんが、すぐ横に宝物館や神社のある「桃太郎公園」エリアへの入口があります。また、モンキーパークやリトルワールド方面への観光ルートにも近いため、多くの観光客と駐車場を共有する形になります。遠方から来る場合や混雑が予想される土日祝は、早めに到着して車を確保しましょう。駐車の際は駐車スペースの隅まで詰めて駐めると効率的です。
桃太郎公園周辺の観光スポットと楽しみ方
桃太郎公園キャンプ場周辺には家族で楽しめる観光スポットが多数あります。キャンプ帰りに立ち寄ればアウトドアと観光を両方満喫できます。
桃太郎公園内には「桃太郎神社」があり、桃太郎伝説ゆかりの土地として祀られています。神社横には小さな宝物館もあり、鬼の金棒などユニークな展示が見られます。敷地内の桜や紅葉も美しく、写真撮影スポットとしても人気です。
犬山城と周辺名所
車で10分ほど走れば犬山城があります。国宝に指定された歴史的な山城で、天守閣からの景色は絶景です。城下町には昔懐かしい町並みや伝統的な和菓子店が並び、散策がてら食べ歩きも楽しめます。また、城近くには遊園地「日本モンキーパーク」や、世界各国の民族衣装や建築をテーマにした野外博物館「日本モンキーセンター(大型サル類動物園)」、南国ムード満点の「リトルワールド」など、子供も大人も楽しめる施設が充実しています。
自然散策・ハイキングコース
背後の大平山(たいへいざん)にはハイキングコースが整備されており、桃太郎公園から簡単に登山道に入ることができます。頂上近くには犬山城や木曽川が見渡せる展望台があり、ちょっとした登山気分を味わえます。また公園周辺には遊歩道が整備され、川沿いや林間の散歩道をゆっくり歩くのもおすすめ。春は桜並木、夏は新緑、秋は紅葉と四季折々の自然が楽しめます。
季節のイベント・地域グルメ
秋には木曽川観光ライン下りや周辺の紅葉ライトアップなど季節イベントも開催されます。また犬山市は名古屋圏に比べて物価が安く、地元産の野菜やお菓子が手頃な値段で手に入ります。近隣には入浴施設は少ないですが、公衆浴場や日帰り温泉も車で10分圏内にいくつか点在しており、キャンプの疲れを癒すのに利用できます。
- 桃太郎神社・宝物館:桃太郎伝説ゆかりの神社と展示。家族で参拝を楽しめます。
- 犬山城:国宝の天守閣からの景観が魅力。城下町の散策もおすすめ。
- 日本モンキーセンター・モンキーパーク:猿類動物園と遊園地。子供連れに人気の施設です。
- リトルワールド:世界各国の文化体験ができる野外博物館。異国情緒あふれる料理も楽しめます。
- 大平山ハイキング:自然林の中の遊歩道で手軽にハイキング。山頂からは犬山城や木曽川が一望できます。
まとめ

桃太郎公園キャンプ場は、格安料金で広大な芝生サイトを利用でき、豊かな自然を満喫できる穴場キャンプ場です。木曽川沿いにあるため釣り場としても人気ですが、必ず遊漁券を取得するなどルールを守って楽しみましょう。駐車場は200台と余裕があるものの、週末や連休は早めの到着を心がけてください。キャンプの合間や前後には周辺の犬山城やモンキーパークなど見どころが充実しており、大人も子供も満足できるアウトドアと観光の旅行プランが立てられます。最新情報をチェックして、安心・安全なアウトドア体験を楽しんでください。
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