岐阜県中津川市に位置する大博士キャンプ場は、標高約380mの高原にある静かなキャンプ場です。
昼夜を通じて開放的な眺望が楽しめ、夏季でも平地より約2℃程度涼しいのが特徴です。
清潔なトイレやシャワールームなど快適な設備が備わっており、ファミリーや女性キャンパーにも好評です。
この記事では、そんな標高の高さが魅力の大博士キャンプ場について、最新情報を交えて徹底レビューします。
大博士キャンプ場レビュー:標高380mの高原キャンプ場で夏も涼しく
大博士キャンプ場は岐阜県中津川市の高原に位置し、標高約380mの高地にあります。
そのため、真夏でも森林からの涼風が吹き抜け、平地に比べて気温が約2℃低く過ごしやすいのが大きな特徴です。
キャンプ場は整備が行き届いており、芝生広がるサイトからの眺望は昼夜を問わず素晴らしく、天気の良い日には中津川市街や恵那山方面まで見渡せます。
涼しい気候と絶景が、訪れるキャンパーに快適なキャンプ体験を提供しています。
標高380mの高地で夏も快適
標高約380mのキャンプ場は周囲より高さがあるため、夏季でも涼しいのが魅力です。
実際に観測データでは平地と比べて約2℃程度気温が低く、日中は木陰で涼風が感じられます。
夜間にも気温が下がりやすいため寝苦しさが緩和され、快適な睡眠が得られます。ただし、朝晩は気温差が大きいこともあり、一枚羽織るものを用意しておくと安心です。
高地のため、眺望の広さも大きなメリットです。大博士キャンプ場からは周囲に高い山がないため見通しがよく、昼間は遠くの山並みや町並み、夜は澄んだ空気の中で満天の星空を楽しめます。標高が高いことで夏でも適度な涼しさがあり、北海道の高地ほど寒すぎない快適さを味わえます。
絶景と自然の静けさ
大博士キャンプ場は開放感あふれる高原に立地しており、昼夜を問わず美しい自然景観を楽しめます。サイト全体が芝生で整備され、周囲には人家がほとんどないため静けさが保たれています。昼間は眼下に蛭川(ひるかわ)の集落や遠くの山並みを一望でき、のどかな山間の風景が広がります。
夜になると周辺の照明が少なく、晴れた夜空に広がる満天の星空がひときわ美しく見えます。市街地の明かりや騒音はほとんど届かず、虫の声や木々を渡る風の音だけが感じられる快適な環境です。自然に包まれて静かなキャンプを満喫できる、贅沢なロケーションと言えるでしょう。
清潔な設備と女性に優しい環境
キャンプ場内の設備は管理が行き届いており、特にトイレやシャワールームが清潔に保たれています。トイレは洋式の水洗(ウォシュレット式ではありませんが)で、常に清掃されているので女性でも安心して使えます。無料の温水シャワーも完備されており、汗を流してさっぱりできます。
ゴミは指定のゴミ捨て場に分別して捨てられるほか、各サイトは広めでプライバシー性も高め。一方で炊事場や売店はありませんので、飲料水や食料、薪は事前に準備しておく必要があります。ですが、それら以外は快適さを損なわず、自然の中でのびのび過ごせる環境が整っています。
キャンプサイトと設備

大博士キャンプ場のサイトはフリーサイト方式で、広々とした芝生と砂地が特徴です。区画は区切られておらず、車を横付けして好きな場所にテントを張ることができます。サイトは平坦で整地されており、大きめのテントやタープを設営しやすい環境です。
ただし電源サイトはなく、場内に売店や自販機もありません。電気は使えないのでモバイルバッテリーやランタンの用意が必要です。各サイトには駐車場が併設され、キャンピングカーやトレーラーも利用可能。食料や薪などはゴミとして処分できる機会は少ないため、事前に持ち込み準備しておくと安心です。
サイトの種類と地面
サイトはすべてフリーサイトで、芝生と砂が混ざったグラウンドです。次のような点が特徴です:
- フリーサイト:区画指定がなく、広い敷地内なら好きな場所にテントを設営できる
- 地面:芝生が中心で砂が敷かれており、比較的寝心地がよい
- 電源なし:AC電源サイトはないため、モバイルバッテリーやランタンの準備が必要
- 駐車場付き:各サイトまで車を横付けでき、キャンピングカーやトレーラーも乗り入れ可能
このように初めてのオートキャンプでも利用しやすい環境ですが、夜間は照明が少ないためヘッドライトやランタンを持参すると安心です。
トイレ・シャワールーム
キャンプ場内には洋式の水洗トイレが設置されており、清掃が行き届いて常に清潔です(※ウォシュレット式トイレではありませんが明るく使いやすい設計です)。複数あるので混雑しにくく、女性グループや子ども連れでも安心して利用できます。
無料の温水シャワールームも完備されています。屋内に仕切り付きのシャワーブースがあり、夏場の汗を流したり川遊びの後にさっぱりするのに便利です。混雑時も屋根付き施設なので雨が降っても利用でき、女性や家族にも好評です。
炊事場・焚き火エリア
炊事場は屋根付きで複数あり、流し台で水道が使えます。洗剤類はないので持参し、使用後はきれいにしておきましょう。食器を洗ったり調理用具をさっと洗い流したりできますが、ゴミ捨て場はないのでゴミは必ず持ち帰りです。
焚き火が許可されており、直火OKのスペースが用意されています(火の取り扱いには十分注意)。薪は場内で販売もされていますが量に限りがあるため、必要に応じて持参しておくと安心です。キャンプファイヤーを囲みながら星空を眺める時間は、大博士キャンプ場ならではの贅沢とも言えます。
駐車場と乗り入れ
キャンプ場内には十分な駐車スペースがあり、すべてのサイトに車を横付けできます。乗用車はもちろん、トレーラーやキャンピングカーでも乗り入れ可能です。サイト間の道幅は広く取られており、荷物の積み下ろしも楽に行えます。
アクセス道は山道なので、特に雨天時は路面が滑りやすく注意が必要です。大型車で訪れる際は、事前にルートや天気を確認しましょう。キャンプ場入り口には管理棟があり、先に駐車して受付を行ってください。
ロケーションとアクセス

大博士キャンプ場は岐阜県中津川市の山中に位置し、周囲は森林と田畑に囲まれた自然豊かなロケーションです。眼下に蛭川の集落や渓流が広がり、朝夕の風景は移り変わるグラデーションのように美しく見えます。また標高が高いことで空気が澄んでおり、遠くの山々や星空が一層鮮やかに楽しめます。
所在地と周辺環境
大博士キャンプ場の所在地は岐阜県中津川市蛭川大博士1334番地です。住所の通り蛭川地区の山間部にあり、周囲は自然に恵まれた静かな環境です。近隣には農地や小川、神社などが点在し、田舎ならではののんびりとした風景が楽しめます。
キャンプ場から車で約30分の場所には恵那峡や温泉施設が複数あり、アウトドアの後に立ち寄ってリラックスできます。位置的には中津川市街地から離れているため公共交通はほとんどなく、その分手つかずの自然が残っています。
車でのアクセス
最寄りのインターチェンジは中央自動車道中津川ICで、市街地から約18km、車で約40分ほどの距離です。中津川ICからは国道256号線を経由し、舗装された山道を走ります。道幅は広めで運転しやすいですが、途中にカーブや坂道があるため安全運転が必要です。
名古屋方面からは名神高速から中央道へ入り、中津川ICで下車します。長野方面から来る場合も中央道の利用が便利です。キャンプ場入口には案内看板がありますので迷いにくく、到着後はサイト内の駐車スペースに車を停めて受付を行います。
公共交通の利用
公共交通では、中津川駅(JR中央本線)からタクシーを利用するのが一般的です。中津川駅からキャンプ場までは約40分(約18km)かかり、本数の少ない路線バスでは間に合わない場合もあります。
公共交通を利用する場合、近隣にバス停や駅がほとんどないため、レンタカーやタクシーを手配すると安心です。座席数と荷物スペースの確保には余裕をもって計画を立てましょう。
周辺アクティビティと観光スポット
大博士キャンプ場周辺では自然を活かしたアクティビティが充実しています。芝生サイトでのバーベキューはもちろん、持参した望遠鏡での天体観測も人気です。標高が高く空気が澄んでいるため夜空に広がる満天の星をはっきりと見ることができます。
さらに周辺には清流が流れており、夏場は川遊びや釣りが楽しめます。浅瀬の河原はお子様連れにも安心で、川遊び道具を持参すれば一日中遊べます。自然観察をしながら散策するだけでもリフレッシュできる環境が整っています。
天体観測や自然散策
標高380mの高地に位置するため、大博士キャンプ場は星空観察にも適しています。周囲に余計な人工光がないため、夏の天の川や流星群がくっきり見えることもあります。星座早見盤や天体望遠鏡を持っていくと、さらに楽しめます。
また、キャンプ場内外には草地や林が広がり、日中は自然散策にもぴったり。昆虫採集や野鳥観察を楽しむ人も多く、子ども連れのアウトドア体験にも最適です。かつて「もっと博士になろう!」という教育イベントが行われたほど、自然観察ポイントが豊富という口コミもあります。
川遊びとアウトドア体験
キャンプ場周辺には清流が流れており、夏は川遊びが人気です。河原は石がゴロゴロした自然の状態で、川に足を浸けるだけで涼を得られます。魚釣りが可能なポイントもあり、釣果をバーベキューで味わうこともできます。
また、近くには里山のハイキングコースが整備されており、散策に出かけるのもおすすめです。徒歩圏内で気軽に自然探索ができ、春の新緑や秋の紅葉など四季折々の風景が楽しめます。小さなお子様連れでもゆったり歩けるコースが用意されています。
近隣の温泉・観光施設
車で約20分ほどの場所に東山ラジウム温泉(蛭川温泉)があり、キャンプ後に立ち寄ってリラックスできます。また、夏でもひんやりした高原地帯ならではの観光スポットとして、恵那峡の川下りや遊園地、笠置山(登山)、恵那山登山口などが近隣にあります。
周辺道路沿いにはコンビニや食料品店も点在しているので、足りないものは途中で調達できます。田舎の隠れ家レストランや道の駅では地元の食材を使ったグルメも味わえるため、キャンプだけでなく地域の食を楽しむのもおすすめです。
宿泊・予約・料金情報

営業期間は4月1日から11月中旬(春~秋季)までで、予約制です。使用するサイト数と人数を確認して事前に電話で申し込みます。予約なしの飛び込みは基本的に受け付けていないため、注意してください。繁忙期は早めに予約が埋まるため、宿泊計画は早めに立てるのがおすすめです。
料金体系とサイト利用
料金体系は1区画(大人2名まで+車1台相当)で約2,900円~(時期や人数で変動あり)です。子ども料金や追加人数の料金はキャンプ場へお問い合わせを。料金は現金払いのみでカード不可となっています。
また、場内は全てフリーサイトなので、区画を占有していれば複数人でも同料金です。レンタル用品(テント・毛布・バーベキュー用品など)が充実している点も特徴です。ただし在庫に限りがあるため、必要なキャンプ道具は基本的に持参する前提で計画しましょう。
予約方法と営業期間
予約方法は電話で行い、シーズン中(4月~11月)は必ず事前予約が必要です。平日や夏季休日ではすぐ満員になることもあります。チェックインは12:00から、チェックアウトは翌12:00までで、追加料金なしで延長はできません。
チェックイン・チェックアウト
当日の受付は管理棟で行い、到着後はまず駐車場に車を停めて受付を済ませます。ゴミ捨て場がないため、持ち込んだゴミはすべて持ち帰りです。チェックアウト時にはスタッフによるサイト確認は基本的にないため、忘れ物・道具の片付けを徹底しましょう。
ペット対応
キャンプ場はペット同伴が可能です。サイト内ではリードにつなぐかキャリーケースなどに入れてください。ペット用の設備(ドッグランなど)はありませんが、周囲に自然が多く散歩には適しています。排泄物は必ず持ち帰り、周囲の自然環境を汚さないよう配慮しましょう。
また、ペットを連れての宿泊は追加料金なしで同伴できます。設備が整っているため周囲に犬がいても安心ですが、鳴き声などで他の利用者に迷惑をかけないようマナーを守ってください。
まとめ
大博士キャンプ場は標高約380mの高原にあるため、夏でも平地より涼しく快適に過ごせます。サイトからの眺望や清潔な設備が整っており、女性やファミリーにも使いやすいキャンプ場です。焚き火やバーベキュー、川遊び、星空観察など、自然を満喫できるアクティビティが豊富に楽しめます。
ただし電源や売店がなく、公共交通も限られているため事前準備は必須です。車でアクセスし予約して訪れれば、涼しくて静かな高原キャンプが満喫できます。最新情報をチェックして、ぜひ大博士キャンプ場で自然と涼しさを満喫してください。
コメント